さつまいも

鹿児島の魅力をご紹介します#4
鹿児島の農産物といえば、「さつまいも」を連想される方が多いのではないでしょうか。さつまいもを原料に加工された製品はフレーク、ペースト、イモ粉等の一次加工品から、洋菓子、和菓子、加工・健康食品、焼酎など最終消費用の加工製品まで多種多様なものがあります。その歴史は古く、宝永2(1704)年、南薩摩頴娃(えい)郡大山村、岡児ヶ水(おかちょがみず/現在の指宿郡山川町岡児ヶ水)の前田利右衛門(まえだりえもん)という漁師が琉球(沖縄)へ渡った折、種イモ数個を求めて、さつま半島南端部へ持ち帰ったのがさつまいものルーツと言われています。前田利衛門は「甘薯翁(からいもおんじょ)」として崇められ、山川町岡児ヶ水の徳光神社にまつられています。高温多湿で強い日照りを好む甘藷(かんしょ)栽培はみるみる鹿児島県内へ広がりました。
甘藷は、はじめ外国から来たということで「唐芋」と呼ばれていました。カライモ→リュウキュウイモ→サツマイモと呼び名を変えながら、やがて青木昆陽(あおきこんよう)によって全国に広まり、薩摩の国のさつまいもは、享保17(1732年)全国的な大飢饉をはじめ戦時中まで、国民の飢餓を救うのに大きい役割 を果たしてきました。「サツマイモ」の名が浸透した現在でも、鹿児島では、「からいも」と呼ぶ人も少なくありません。さつまいもには、第6の栄養素と言われるほど身体にとって大切な食物繊維が多く含まれています。さらに、ベニハヤトなど、黄色みを帯びた品種にはかなりのカロチンが含まれています。 βカロチンは生態膜を守り、ガン細胞の増殖を抑制すると考えられています。現在、鹿児島県では、年間約40万トンのさつまいもが生産されており、これは全国の生産量の約4割にあたります。種類も豊富に生産する鹿児島は、名実ともに日本一のさつまいも王国といえます。
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